介護 特別養護老人ホーム

特別養護老人ホームは入れないという嘘を暴く!

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さくら森
今日はね「特別養護老人ホームの入所状況に関する調査」についてです。
石井君
前に少し聞きましたけど、昔と違って長い期間待たなくて良かったり、空いているって話ですよね?
さくら森
うん、その調査についてね「独立行政法人福祉医療機構」が出した、平成29年度の調査から。

特養が入りやすくなった理由

他施設との競合の激化と要介護2以下が入所要件から外れたこととによって待機者が激減した。

待機者の医療的ケアや認知症ケアが人員体制が取れず、受け入れることができない。

さくら森
まぁ、結果はこんな感じなんだけどね。一応データを載せるね。

 

利用率

利用率が90%を下回ると経営的にはヤバくて・・赤字になるんです、90%を下回っている施設は27.8%、これはかなり多いと思います。そのため特養は必至になり利用者獲得に力を入れるが・・

利用率

 

1年前と比較した現在の利用率

ただ、利用率が上昇した施設も17.6%あります。これは受け入れ態勢を強化し、必死に利用者獲得に力を入れたためです。恐らくここには無理が生じている施設が多数あると思います。それは受け入れるだけ受け入れて、介護現場が大変な状況になっているのです。現場と経営側は対立します、そして介護職員は辞めていく・・・こんな負の連鎖が施設にはあるのです。

 

利用率が低下した理由

上の表で利用率が低下した21%の施設が出した理由がこれ。やっぱり施設が増えたことが大きいと思います。それとさっき少しふれたけど、介護職員や看護職員が確保できなくて受け入れができない事が多い。経営側は受け入れてほしいけど人がいなから受けたくても受けられない。

 

待機者

1施設当たりの平均待機者は117.3人。1年前と比較して待機者が減少した施設は全体の48.8%です。これをみると特養に入れない人がまだまだいることが解ります。

 

1年前と比較した待機者の変化

 

待機者が減少した理由として考えられるもの

待機者が減少した理由として、他施設との競合が激化と要介護度2以下が入所要件から外れたのが大きいようです。

 

待機者の受け入れができない理由

待機者をなぜ待機したままにして、受け入れができないか?という理由です。一番多いのは「入所候補者の回答を待っているため」が55.3%でした。特養が「空きましたよ、どうぞ入所して下さい」と伝えても、面接や書類だ健康診断だとやっぱり時間がかかるし、本人・家族は他の施設も視野に入れたりもしてるのでその間特養のベッドは空いたままになってるんですよね。

それと、「待機者の医療ニーズ等にこたえる体制がないため」24.2%ですが、特養では医療行為って難しくてできないことが沢山あります。そのため待機者の医療ニーズに対して支援することができない。これはどの特養も同じです。待機者は特養がどんな医療なら受け入れられるか知った上で申し込むこと。そうじゃないとず~と入れません。

 

過去一年間において、待機者に入所を打診したが入所につながらなかったケースの有無

特養が「空きましたよ、どうぞ入所して下さい」と伝えたとします。今までなら「ありがとうございます。是非入所させて下さい」みたいなイメージでした。今は違います。入所につながらないケースが73.8%もあるのです。

 

入所を打診したが入所につながらなかった理由でもっとも多いもの

現在はこうです。

特養:「空きましたよ、どうぞ入所して下さい」

本人・家族「昨日他の特養に決まりました」「もう3件から声がかかっていますので、辞退します」

こんなことが多いのです。それとやっぱり医療的ケアによって対応不可能だったとうケースです。

独立行政法人福祉医療機構「特別養護老人ホームの入所状況に関する調査」より

まとめ

どうでしょうか、このように特養の利用者確保はこれから更に激化していきます。これから申し込もうと思っている方は、どんな医療ケアを必要としているか?それが特養で対応可能か?を知ってから申し込んでください。受け入れ可能な方でしたら早く声をかけてくれるかもしれません。初めからあきらめずに、まずは問い合わせからでもやってみましょう!

 

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